小説と現実のはざま
家にいる時間が多いこの頃、ちょくちょく本を広げてる。
ごく普通の小説だったり、組織論とかいうメンドクサイものを映画と絡めた本だったり、IT系の本だったり。
今その小説がナニゲにちょっとくせ者で、それを読む度に、なんだか寂しいキモチになる。
小説なんかは、わりと一気に読んでしまうほうなんだけど、これだけはちょっとずつしか読めない。
気分がふーーっと沈んでしまうのを感じるからなのかなと思う。
読んだ直後にこうして日記を書いてる文章は、どことなく頼りなさげw
かなわない恋をしてる女性のお話。
何か事件がおきるわけでも、話の展開がころころ変わったりもしない。
ただ、ゆったりと進む、その人の日常。
その人の生活が特別でも何でもなく、ちょっと懐かしく、ちょっとうらやましくもあるところに、
吸い寄せられていく。
そして、彼女の寂しさに、ふと、寄り添ったとき、
気分がふーーっと切なさを感じて、それ以上読みすすめられなくなる。
でもさ、
恋て、ワガママのカタマリ。
「一緒にいたい」「してほしい」
いや、それ、アンタのキモチしか入ってないし。
ただ、相手のことを考えて想うキモチて、何て言うんだろう。
いい日本語が見つからない。
誰か、見つかったら、教えてください。