ピアノ2台8手のミニ公開レッスン

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ひさびさのピアノネタです。ブログも1ヶ月ぶり。

先日、いつも個人レッスンを受けている教室で、ピアノ2台8手の公開レッスンがありました。2台8手というのは、ピアノ2台を4人で一緒に弾くということです。連弾(ピアノ1台を2人で弾く)は見たこと聞いたことある方も多いと思いますが、4人というのはなかなか機会がなくて、私も聞くのも弾くのも初めてでした。

ちなみに、世の中には2台16手とかいうもっと楽しそうなことをしてる人たちもいます(笑)

2 Pianos, 16 Hands - YouTube

12人のピアニストで1台とかいうリンクがあったので見てみましたが、最大人数のときは鍵盤の数から考えて一人1音を弾くのがせいぜいでしょうねー。

12 Pianists at 1 Piano: Albert Lavignac / Sischka ...

 

さて、今回の2台8手では、全部で9曲あるうちの2曲のパートをもらいました。ハンガリー舞曲第5番と、アラベスク第1番。どちらもなじみのある曲だったので、譜読みは特に問題なし。パートはどちらもsecond pianoのsecondで、上の写真でいうところの一番奥の椅子に座りました。要は、メロディーと一番縁のないところ(笑)

連弾は小さいときに妹とやったきりなんですが、この頃は、そこの音楽教室のバイオリンの伴奏を少ししたりしてたので、セッションとして緊張することはなかったんですけど、他の3人のどの音に合わせるかで神経を使いました。なんせ1回きりの公開レッスンで、先生の指導が入る練習が数回、仕上げの通しが1回。私の場合は右耳に全部の音が入ってくるので判別も難しく、誰がどこのパードでどの音を弾いてるかほとんど把握できず、隣の人が弾いてる手を見て、かろうじてその人の音がわかるくらいでした。

それに、アラベスク第1番は、3連符と8分音符がそれぞれのパートでバラバラに出てくるので、テンポを少しでも揺らそうものなら訳が分からなくなってしまって、崩壊の一歩手前。最後の通しでは数小節完全にずれましたが、なんとか止まらずに最後は合ったのでよかったよかった、という内容でした。

一方で、ハンガリー舞曲第5番のほうは、こんなにピアノでエキサイティングしたのは初めてというぐらいテンションあがりました。というのも、この曲はテンポゆっくりから入ってだんだん早く弾くよう指示されてたんですが、first pianoのsecondの人がすごく上手い人で、想定外のテンポアップしてきて超あせって、でも、それが面白いんです。テンポ早い!と思った瞬間、じゃあ、これならどうだと挑発(もっとテンポアップ)すると、がっつり乗ってくるんですね。「おお、ついてきたーーー!!!」って、もう嬉しくて楽しくて(笑)

途中で一緒に入る(休符のあと弾き始める)ところでは、アイコンタクトしてばっちり合ったりすると、それでまたテンションあがって、もともとがっつり系の曲なので、遠慮なくがっつり弾かせてもらいました。

ただ、最後の仕上げの通しでそのテンションを引きずってしまって、私が曲の最初にちょっと早めのテンポで入ってしまって、微妙に合わなかったのがとても残念でした。

でも、自分より上手い人と弾くとこうなるのかと、いい経験をさせてもらいました。いつかその人と2台のピアノの曲を一緒に弾いてみたいなぁなどと一人で妄想してるので、機会があったらラブコールしてみたいと思います♪

 

ブログのどこかで書いたかもしれませんが、お固いイメージのクラシックでも、楽しいこといっぱいあるなと改めて思った時間でした。