ピアノを弾くときの椅子の位置を変えてみた
この頃、ピアノを弾くときの椅子を3cmほど後ろに下げ、高さを1cmほど高くしました。
そんでもって、浅めに腰掛けて弾いてます。
3cmというとかなり違います。
そうして何がどう変わるかというと、、、
まず、ピアノと体の距離が開くので、鍵盤を押さえる位置が手前にずれます。
鍵盤の手前のほうが上下に動く範囲が広いですが、テコの原理で押さえる力は少なくてすみます。
なので、押さえたあとの鍵盤が戻る感覚さえ合えば、ラクに打鍵ができるようになります。
それから、腕をのばす方向に稼働範囲が広がるので、特に肘を動かしやすくなります。
肘が体に近くなると窮屈な感じですよね。
浅く腰掛けるのは体が安定しない方向なので、そういう意味では良くないかもしれないですが、これはこれで腰が動かしやすくなって「腰を入れて」弾ける感じがします。腰掛けてる椅子とお尻の接点を支点に、ぐにゃぐにゃ上半身を動かす感じw。
もちろん、視点も遠くなるので、鍵盤を広く見渡すことができます。
テンポが早くて音階を広く使う曲を弾くときは良さげです。
ゆっくりまったりのときは、不安定な感じがしてちょっとしんどい。。。
今練習してるベートーベンの「ワルトシュタイン」は、1、3楽章が早くて2楽章がまったり系なので、2楽章のときだけ椅子の位置をずらしたいんですけど、2楽章と3楽章は続けて弾くし、もとに戻すタイミングがないのでガマンガマン。
今回はこの姿勢で本番までやってみようと思います。