佐々木圭一「伝え方が9割」

読書感想文の最後の1冊は、佐々木圭一「伝え方が9割」

http://www.amazon.co.jp/伝え方が9割-佐々木-圭一/dp/4478017212

 

本屋さんでわりと平積みされてる本です。読んだ方も多いでしょうか。

著者でコピーライターの佐々木さんは、社会人になるまでコミュニケーションが苦手でしたが、仕事で必要に迫られて「伝え方」を研究しまくって技術を習得し、今は何かの賞を取るぐらいのライターさんになった、、、その「伝え方」の技術が書かれています。

amazonのカスタマーレビューにもあるとおり、伝え方は言葉を作るノウハウだけじゃないというツッコミはもちろんなんですが、この本は誰でも言葉は作れるというところに焦点をしぼっているのでそれらはおいといて。

かく言う私も、どちらかというと非言語的コミュニケーション寄りの内容を期待してたので、ちょっと肩透かしを食わせられましたw。

 

この本の「伝え方」の技術というのは大きく分けて2つあって、

  1. お願いをきいてもらいやすくする方法
  2. 「強いコトバ」(印象に残るとか、読みたくなる出だしとか)を作る方法

 どちらも方法論だし例題もビジネス寄りで、営業とかマーケティングとかにはすごく参考になると思います。

 

1は、コトバ(本の中ではカタカナ。なんでやろ?)を作るまでの3つのステップがあって、さらに切り口として7つ方法があると分析されてます。

それらをここで書くのは憚られるので、1つだけまとめのような文を引用させてもらうと、

あなたのお願いを実現させる答えは、自分の中にない。相手の中にある。

 確かに、相手の「イエス」も「ノー」も、お願いするほうに選択権は全くありません。大げさな言い方ですけど、お願いというのはどっちを言われるのも覚悟の上でするもんだと思ってます。「ノー」と言われたくない心理・事情があるから、こういう方法論が出てくるんですよね(自分で書いていてちょっと耳が痛いw)。そのへん、ビジネスで使うのとプライベートで使うのと分けないと、ちょっとややこしそうだなと思います。

 

 2はプライベートで使うことないやろ、ていう内容でした。キャッチコピーとかプレゼンとかそんな類のものですね。これをプライベートで使ってたらそれこそ一人で浮いてしまいそうです。あ、ブログを読んでもらいたい人とかには合うかもしれません。

その中で紹介されてたコメディアンの詩(英語のサイトを検索してたら、本人が書いたものじゃないて指摘が・・・)は、ギャップ法という伝えたいコトバの前に正反対のコトバを入れる例で紹介されたものですが、「伝え方」の技術とは別にハッとさせられるところがあったのでお時間のある方は読んでみてください。

まともそうなリンクを貼っておきます。

日本語:

https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=451577748255422&id=144596489054874&stream_ref=10

英語併記:

http://matome.naver.jp/odai/2136448852455004301