ベイマックスみたいなロボットは作れないかもしれないけど

映画「ベイマックス(日本語タイトル)」を見られた方は多いと思います。

私も、ゆるふわロボットの宣伝に惹かれて見に行った一人です。(笑)

で、後々、英語の元のタイトルとか広告とか原作とか、日本のものはだいぶ違うという事実が明らかになっても、、、やっぱりこのゆるふわロボットに惹かれてしまいます。

だって、あんなにぷよぷよなんですよ。素直に可愛いじゃないですか。で、ちょっとおちゃめで、ちょっと頼りがいもあって、そのへんも絶妙な感じで。

まあ、元はどうであれ、エンジニアの端くれとしては、ベイマックスみたいなロボットが作れたらいいなーと思うわけです。残りの人生かけても、そのまんま同じものを作るのは難しそうですけどね(笑)

でも、ベイマックスの素直な心(があるのか?)みたいなところは、エンジニアとして仕事に生かせると思うんです。

「あなたの心と健康を守ります。」

わたしが、一度抜けたエンジニアの世界にまた足を踏み入れたのは、新しい技術を使ったら人間がラクになったり幸せにもなれる、そして今のわたしにはそこでできることがあるという確信からだったので、ベイマックスがヒロの心をとかしていく過程だったり、ヒロの役に立つことを惜しげもなくするところに、すごく共感を持って見ていました。

ベイマックスみたいなロボットは作れないかもしれないけど、わたしがエンジニアリングするときには、心を忘れないようにします。それが、わたしがエンジニアをする理由のすべてと言っても過言ではないです。ユーザー、クライアント、ディレクター、デザイナー、エンジニア、、、どこに重きを置くかはその時々で判断します。でも、誰かのためであることには変わりありません。

そういえば、去年のデスマの時期は、ホントにダメでした。生産性、集中力はもちろん高かったです。正直、あの期間でよく作ったなという気持ちもあります。でも、モノとしてはハリボテそのものでした。

動くだけじゃ、ダメなんです。

もし、願いが叶うなら、ベイマックスを作ったタダシに会って、これからのエンジニアやITのあり方について、語ってみたいなて思います。

 

2015年の始まり

。:*━♪━*:。━♪━。:*━♪━*:。━♪━。:*━♪━*:。━♪━。:*━♪━*:。

あけましておめでとうございます。

今年もどうぞよろしくおねがいいたします。m(_ _)m

。:*━♪━*:。━♪━。:*━♪━*:。━♪━。:*━♪━*:。━♪━。:*━♪━*:。

 

2015年1本目のブログを書くにあたって、2014年に書いた物をざっと見直してみましたが、荒いですね。書き方も内容も。そのときはそれでいいと思って投稿してるんですけど、いま読み返して恥ずかしいものが多いです。中・高校生の頃に書いた日記が残ってるんですが、そっちのほうがまだマシな気がします。使わない能力て落ちますね。でも、去年の記事が荒いと分かったということで、それはそれでよしとしておきましょう。

ちなみに、2014年の投稿数は53本でした。今年はもうちょっと書きたいです。 

 

 さて、2014年は公私ともにいろんなことがありました。Rails Girlsの主催、海外カンファレンスの参加、個人事業主の開業、デスマ、税理士試験の失敗、ピアノ発表会のキャンセル、バイクの故障、etc...。どうしてそんなにいろいろできるんだ(あるんだ)と周りによく聞かれますが、2014年の後半にデスマに関わったことがきっかけで破綻しました。優先順位をつけないといけなくて、一度止まってみないといけなくて。ピアノの練習は4ヶ月ほどまともにしてないし、バイクも夏に故障したあと1度乗ったっきり、今年の税理士試験に向けての勉強はまだ何もしていません。もうデスマも落ち着いているんですが、今ではどうやってそれらをこなしていたのか分からないぐらいです。

そうやって2014年の最後は、比較的何もしない、静かな状態で終わりました。

 

年があけて2015年は、それらを引き続き整理していく年なんだろうなという気がしています。整理すると言っても、ピアノもバイクも止めてしまうということではなくて、使い方とか目的、頻度といった、つき合い方を変えるんだろうなと。

そういえば、ちょうど1年前に読んだドラッカー「経営者の条件」 - satomicchyのつぶやきで、時間管理について書きました。あれから、自分が何にどれだけ時間をかけてたかを意識してきて、気がついたことは「今までどれも集中していなかった」でした。『成果をあげるには大きな固まりの時間が必要』なのに、細切れの時間しか作っていなかった。それに気がついたきっかけは、アニメの「宇宙兄弟」だったりするんですけど、そこの細かい話はまた別の機会に。

今、一番やりたいことは何だろう、やらなければいけないことは何だろうと考えています。やらなければいけないは、あくまで2番目。やりたいこと(目的)があって、やらなければいけないことが出てくると思うんです。本当に税理士の資格を取りたいのか、ピアノとどうつき合いたいのか、バイクで、プログラミングで何をしたいのか、それに、この頃何となく思い出してきたお絵描きやビーズなどのクラフトワーク欲を、どこかで取り入れられないか・・・。(項目増えてるやん、というツッコミもありますが)

整理といえば、今年は4年半続けてきたMinami.rbの解散もありますね。このMinami.rbについては、解散後にブログを書きたいと思っています。

そんなふうに、2015年は具体的な何かがあるわけではなく、「やりたいことを整理する」が、今年前半の抱負と言えそうです。

 

それでは、2015年がみなさまにとって良い年になりますように。

ニュース系botに投稿を拾われたらアクセス数がこうなった

先日の「デスマをやってみた」の投稿がニュース系botに拾われたらしく、アクセス数の伸びがすごかった。

記事を投稿したのが12月1日だから、月間の3886がソレ。合計が6868だから、今までのアクセス数を軽く超えてしまったw。一番アクセスがきたのはgunosy

びっくりしたなぁ。もぅ。

 

f:id:satomicchy:20141210094021p:plain

デスマをやってみた

デスマーチとは 【 death march 】 〔 死の行進 〕 - 意味/解説/説明/定義 : IT用語辞典


デスマをやってみた。過去形だけど、リリース日が延期になって、スッキリ終わったわけではない。これからどう進めるかはこれから相談。知人によれば、それもまたデスマらしいと言う。

S/W業界のデスマは初めてだけど、前職の業界でも似たようなことはあった。そのときは、企業体質なのかラッキーだったのか、女性ていうのが考慮されてそれなりには帰らせてくれた。でも今回は、フリーランスになって初めてのデスマで、守ってくれるものなんてない。自分で自分のマネジメントをしなくちゃいけない。

自分マネジメントのためのステップとして、自分観察したことを書いておく。

 

  • コードに没頭すると日本語が理解できなくなる現象

デスマ真っ最中は、起きてる間はほとんどPCに向かってコードを書いている状態で、作業をするときは「仕様の理解 -> 頭の中でコード変換 -> 実装」という順番になるわけだけど、今回の案件は仕様の割には納期が短く、仕様を理解するはしからコードに変換していっても実装する時間が圧倒的に足りず、とうとう、頭の中がコードだらけになってしまった。

その結果、メール(一般に文字)の日本語を見ても、すぐにその内容することが理解できなくなった。

普段の生活は体が覚えている。でも、コミュニケーションとなると、母語である日本語を使わなければならない。ある意味、母語と第2言語?であるコードが入れ替わったような感じか、もしくは、頭の中にコードがいっぱいだったから、日本語が入らなくなっていた状態だったのか。

これが落ち着いたのが、プロジェクトが終盤(元のリリース日)に近づいたとき。
1度キレたメールを投げたら、「やばい」と思ったらしいディレクターさんが電話をしてきて、わたしをなだめようとしたんだろうけど、向こうのテンパった様子が伝わってきて逆に冷めた。

ずっとコードを書いてても平気な人たちもいるみたいだけど、私はどうもムリらしい。

 

  • 小出しの連絡がかえって混乱

営業さんとディレクターさんからの連絡・要望メールが、1日に何通来るかわからないくらい小出しで送られてきた。内容とタイトルがバラバラだった。自分が全部を把握できてるのか、正直、自信なかった。でも、それらを整理する時間もなかったし、そのときの契約では、全部実装できないのをお互い承知で受けたことだったから、リリース直後に絶対困りそうというところから押さえていって、返事は当然全部まとめて返信。1日1通送ったかどうか。

それらの要望がやっとまとまってきたのが、元のリリース日の10日前ぐらい。エクセルになったシートと、わたしがしびれを切らしてRailsでscaffoldしただけの1テーブルのtodoリスト。

規模が大きければ大きいほど全体の整理は大変だけど、全体を把握しなければ判断できないところもある。そういう意味でも、要求仕様書ほどかしこまったものはなくても、todoリスト的なものは必ずほしい。

でも、redmineは設定が細かすぎてキライ。

 

  • メールがコワい

そうやって1日に何通もメールがきて、どんな追加要望か、変更要望か、何を言われるか分からないと、メールがコワくなった。営業さんとディレクターさんからのメールがきても開きたくない、見たくない、仕事だから確認しないといけないけど、後回しにしてしまう。とにかく、把握してる分の実装に専念させてほしかった。

「メールがコワいて、ヤバいよそれ。」と、最初に指摘したのは知人だが、自分でこれを自覚できたのは、ある意味ラッキーだったかもしれない。自分は正常だと思い続けて、自分でそれがおかしいとはなかなか気づけない。

自分を客観視するクセや、周りの人の言葉を聞く意識を普段から身につけておくのは有効なんだろう。

 

  • 何かに押しつぶされそうで、気持ちや言葉を吐き出さずにはいられない

ガマン癖がある人には、この感覚になじみがあると思う。頭の中がいわゆるストレスやプレッシャーでいっぱいになって、自分でコントロールできないと思ってしまって、それらをわーって放り投げたいけど投げられなかったり。

結局のところは自分で抱え込んでしまってるので、全部自分で片付けないといけないのだけど、片付けるためひとつの準備として、周りにそれを聞いてくれる人がいるとありがたい。

 

  • とりあえず誰かとご飯に行く

SNSに愚痴るのは好きじゃないし、時間がないからつぶやく余裕もなかったし、つぶやくのもエネルギーいるしで、近くにいる人と直接話すようにした。といっても、同僚との少しの雑談だったり、ランチだったり。

ずーっとPCと話してる状態だと、自分が人間だということを忘れそうになる。人とコミュニケーションを取るということが、こんなにメンタルにひびくことがあるんだと自覚した。

もちろん、食事の内容も大事だと思う。自炊ができるようになってきてやっと、体調も普通に戻ってきた。

 

  • やっぱり安心して寝られない

時間がないと思ったら、削るのはやっぱり睡眠時間で、でも、自分の最低睡眠時間ラインは確保しておかないとダメなんだ。それでも、気になって安心して寝られなくて、睡眠が浅い気がしてた。そのへん詳しい知人に、GABAの摂取を進められた。サプリもいつもより多めに飲んだ。常用してるビタミンCに加え、ビタミンB系も。

どこかで聞いたメンタル系の話に、自分の生存機能(本能)を理性で曲げようとするから、体調と精神に支障をきたすという内容があった。ガンバル瞬間が必要なときもあるけど、封じ込めたり押さえつけるのではなく、折り合いをつけていけるようになればいいなと思う。

 

 

* * *

読み返してみて、やっぱりおかしくなりかけてたんだて思う。
願わくは、これがこのメモだけで終わって、今後デスマにならないように、関わることがあっても自分マネジメントがうまくいきますように。